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Intense Slopestyle インテンス スロープスタイル のベアリングについて

インテンス スロープスタイルのベアリングについて、もう少し調べてみました。

日本製のベアリングに交換してまめにグリスアップしてベアリングの寿命を延ばす必要があります。
それとフレーム寿命延ばすには圧入は繰り返さないほうがいいです。そうしないとヘッドチューブ広げてフレーム逝ってしまったよという話になりかねないです。
出来ればベアリングを抜かずにグリースの入れ替えが出来ないものかと。
ということで、ベアリングの再生を調べてみるとLLUタイプのシールベアリングは簡単に再生可能であると。
で、ためしに一番ゴリゴリするベアリングを一個分解してみることにしました。
シールは針のようなもので簡単に剥がせます。
ご覧のとおり、エンデューロ製のベアリングのグリースはターコイズ色していますが、こんな色に。

汚れたグリースをパーツクリーナーで洗い流すとこんな感じ。すると13個の玉が。

玉も汚れています。もっと早くグリース交換していればこうはならなかったのかとも思います。しかし、普通こんなところのベアリングの作動確認します?
しかも、買って半年ですよ。プロはするでしょうねプロは。
そういうことを理解したのかしないのかINTENSE TRACER VPにはベアリンググリース充填用のニップルがついているのですが、このへんは要調査です。

まずはEnduro製のベアリングのいけないところというか、NTNのベアリングにあってEnduro製のベアリングにないものがあります。
ボールとボールの隙間、何もありません。普通リテイナー(保持器)またはスペーサーと呼ばれる玉を挟んで固定する金属製のリングがあるのですがEnduro製のベアリングにはありません。

しかし、自転車用って保持器のあるベアリングはあまりないということです。
本来であれば玉と玉の隙間にはグリースが充填されているので不都合ないのですが、エンデューロ製のベアリングはグリースが抜けると玉が移動して玉と玉がぶつかってしまうのです。
つまり、均一に玉が回らないのです。当然ですが保持器のあるNTN製と比べるとグリース寿命は短いと思われます。
グリースが抜けた時、ベアリングが回転する際に引っかかり感があるのはこの保持器の有無ではないかと思いました。
で、グリースを爪楊枝とかで充填していきます。クルクル回しながら気泡がないようにしてしっかり充填します。
グリースは手の届くところにありましたシマノの万能グリース使っていますがベアリングには適しません。
NTNアルバニア3であるようですがフィニッシュラインからベアリング用のグリースが発売されています。


そしてシールをパチリという感じではめ込めば再生できます。

これはベアリングを抜かなくても出来てしまいます。
さらにグリグリ回してシールからグリースが漏れていなければOKというわけです。ショップでもこのような感じでベアリングの再生を行っているそうです。
でも、樹脂製のシールです。再生はせいぜい1回までと言うことですが、新品のベアリングからシールのみ外して使ったりシールのみ注文という手もあります。
シールのみなど売っている店はありませんが。
エンデューロの場合、シールを剥がす時剥がしやすいポイントと言う場所があります。ここの場所を見つけて針でちょっこっとめくればスパッと外れます。
残念なことに保持器のあるNTNにはありません。

ベアリングは1個定価で買っても700円以下のもの。出来れば新品に替えたいと思いますが、圧入箇所が広がっては元も子もないです。
ベアリングに100%求めていません。せいぜい壊れない程度の性能を維持出来れば充分です。
SANTA CRUZの旧バレットはベアリングは圧入ではなくてボルトで締めこむタイプのベアリング固定方式です。こうしてもらえば助かるのですが。