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Manitou Nixon マニトウ ニクソンのフロントフォークのオーバーホール エアスプリング側組立て開始

マニトウ ニクソンのエアスプリング側の組立て

トルクレンチなるのもを初めて使って、これまでいかにボルトを締め付け過ぎていたかってことがわかります。希望するトルク表示で締め込みを止めますが、トルク表示がなければあと1/4回転は締め込みたい衝動があります。トルクレンチはなくても困らないのですが、締め込みすぎてOリングを潰したり、アルミのシャフトに変な負荷かけないのであれば精神的に安心するものだと思いました。
で、次はエアピストンの部分です。まず、コイルスプリングに巻いていた切れたチューブを換えます。

チューブを切り取って

25φの収縮チューブを通します。

火でかるくあぶって終了です。

25φの収縮チューブがちょうどいい感じでした。
次にエアピストンのライダーリングのバリ取です。

デザインナイフでバリを綺麗に切り取って

エアピストンに取付けて終了です。

エアピストンのピストンリングにグリースを塗ります。

合わせてインナーレッグの壁面にもグリースを塗ります。

ついでにインナーレッグの底に見えるスプリングのようなものにもグリースを塗りたかったのですが、届かないのでエアピストンの底と

コンプレッションロッドの頭にたっぷりとグリースを塗っておきます。

エアピストンをインナーレッグの中に押し込みます。その時にピストンリングに傷が付かないようにピストン挿入口にグリースを塗っておきます。

グイグイとエアピストンを押し込んで、40wtのオイルか良質なエンジンオイルを約3cc入れろとあります。3ccのために40wtのオイル買うのかってことで、Foxのfloat fluidの5ccで代用です。


エアキャップのOリングにグリスを塗って21mmのレンチを使って。閉めこみます。

エアキャップの締め付けトルク:6.76N/m〜9.12N/m(676N/cm〜912N/cm、69kgf/cm〜93kgf/cm、59.8in/lbs〜80.7in/lbs)です。

コンプレッションロッドのコイルスプリングにグリースをたっぷりと付けます。


インナーレッグの内側にもグリースを塗ってコンプレッションロッドをインナーレッグの下側からエアピストンのロット挿入口に入れます。

インナーレッグの下側の樹脂製のキャップを締め付けますが、ここのトルク値が明記されていません。
マニュアルの巻末にあります樹脂製のキャップの締め付けトルク:5.09N/m〜6.37N/m(509N/cm〜637N/cm、52kgf/cm〜63kgf/cm、45.1in/lbs〜54.6in/lbs)と書いてあるのでこれを目安にします。

で。ダンピング側とエアスプリング側の組立て完了です。

一晩オイル漏れがないことを確認します。ダンパーオイルがコンプレッション側のオイルシールから漏れていないか、コンプレッションシャフトのエンドキャップを見て確認します。

エアスプリング側は適度なエア圧をかけて、床にオイル漏れのにじみがあるかどうか確認します。

全て正常でしたら、アウターレッグに組み込みます。