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PARK TOOL TW-1 TW-2 パークツール自転車用 トルクレンチ

工具マニアではありませんが、東急ハンズやホームセンターで使いもしない工具を眺める人が必ず欲しがる工具が測定器と言われるもので、その中でも人気なものが、一番使用頻度の高いボルトなどの締め付けトルクを測る、あるいは指定されたトルク値で締め込むトルクレンチです。
トルクレンチは色々な種類がありますが、自転車用となると締め付けトルク値の関係から限られてきます。
本当はデジタル式のものが解りやすくていいのですが、高価すぎて買えません。
で、古くからあるプレート式(ビーム式)のトルクレンチを買いました。2本で1万2000円でした。
この値段ではデジタル式だと1本だって買えません。
自転車のトルクは一般的なトルクレンチの1/10程度です。
となるとデジタル式のトルクレンチですと最小表示単位が必要とするトルク値に合っているのであればいいのですが、そうでない場合デジタル表示を見ながらボルトを締めていくことになり、規定トルクで空回るするといった機能が使えません。
となると安価で正確なプレート式(ビーム式)のトルクレンチで十分なのであります。しかも表示がアナログですからこのトルク値とこのトルク値のトルクで止めたいという時にわりと正確に締めるのを止めることが出来ます。
欠点はハンディーとはいえない大きさ。形状が洗練されておらず見ても触っても面白みがない。
長所は安い。メンテが簡単でメンテをしなくて値がずれるということがない。表示がアナログ式なので融通がきく。表情が60'のアメリカのポップ調である。というものだと思います。

PARK TOOL トルクレンチ

TW-1の測定範囲:(0〜60in/lib、0〜7N/m、0〜71.4kgf/cm)最小表示単位:0.245N/m(245N/cm、2.5kgf/cm、2.17in/lib)
ソケット口径は1/4と3/8口径アダプター付き


TW-2の測定範囲:(0〜600in/lib、0〜70N/m、0〜714kgf/cm)最小表示単位:5N/m(500N/cm、51kgf/cm、44.26in/lib)
ソケット口径は3/8


Manitouのフロントサスペンションの使用トルク範囲は5kgf/cm〜127kgf/cmです。TW-1とTW-2があれば全てカバーしています。
ちなみにFOXのフロントサスペンションは4.59kgf/cm〜190.23kgf/cmです。

なので十分ですね。
トルク管理を普通に行っていくと、締め付け加減を数字で追っていくために体でだいたいのトルク値を覚えてしまいます。そうするとトルク指定がされていない所でも、BBが500kgf/cmだからここは400kgf/cmくらいかなと見当がついてきます。ですからトルクレンチを使っていくことは間違った方向にはいかないはずだという利点があります。
自転車用としてはこの他にグランジ コンパクトトルクレンチというプリセット式のトルクレンチがあります。値段もお手頃価格です。
トルク値は2〜24N/mですから20.4kgf/cm〜244.8kg/cmになります。サスペンションの組み立てには使えませんが、その他は使えそうです。しかし、トルク管理をしっかりとしたいのはサスペンション関係ですよね。
プリセット式のトルクレンチは設定トルク以上のトルクをかけることが出来ないので便利は便利なんですが、今締めているトルク値がわかりません。また、設定値と設定値の間のトルク値で締める必要がある場合、その部分は感になってしまいます。それではトルクレンチの意味がありませんね。
自転車のような小さなトルク値は設定トルクで空回りして必要以上のトルクをかけない構造より、希望するトルク値になったら締めるのをやめるほうがいいのです。
で、こういうのを買うとあちこちのトルク値を調べ始めたり、今まで適当に締め込んでいたくせにトルクは大事だとウンチク述べ始めたりするので注意しましょう。