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ワンコが車と衝突する

先日、会社帰りにワンコが道に倒れていて、飼い主さんの訴えを聞きながら警察官2人が現場検証を行っていました。
ワンコは茶色のトイプードル。すでに亡くなっていたと思います。
可哀想です。散歩の後は美味しい晩ご飯の時間で、そのあとは暖かい部屋でボールで遊んでいたかもしれません。そういうことが、一瞬で無くなってしまいました。
時間は帰宅ラッシュに近い夕方の6時頃です。
場所は車道と歩道の区別のない狭い2車線道路。
車はいませんでしたので当て逃げが、単にワンコを当ててしまったことに気がつかなかっただけかも知れません。
警察官が来ているので、車のナンバープレートから運転手を探して事情を聞くんだと思います。
僕はワンコを飼っているので、ひどい運転手だなあと思いましたが、運転手を厳罰に処することはできるのかというと、恐らく出来ません。
殆どが過失相殺となりスズメの涙程の慰謝料を請求出来るか、葬儀代金の数パーセントが請求出来るかの程度です。
「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」
や「動物の愛護及び管理に関する法律」に照らし合わせると、ほとんどが飼い主の責任が十分でなかった事になりますし、逆に車に傷がついた場合、修理代金を請求される事もあります。
ワンコには交通事故の概念がないのでワンコを管理監督する飼い主に全責任があるというのが、これらの法律並びに基準になります。
例えば、家庭動物等の飼養及び保管に関する基準では、
「5 犬の所有者等は、犬を道路等屋外で運動させる場合には、次の事項を遵守する よう努めること。
(1) 犬を制御できる者が原則として引き運動により行うこと。

(2) 犬の突発的な行動に対応できるよう引綱の点検及び調節等に配慮すること。

(3) 運動場所、時間帯等に十分配慮すること。」
となっています。
つまり、車が危険運転をしていたか、あるいはつっこんで来ない限り動物の交通事故は飼い主の責任が重いということになります。
僕は車の運転をしますが、車の運転席から左側を歩く人間の足もとは殆ど見えません。
まして、日の落ちた時間帯は尚更見えません。
僕が飼い主さんの立場でしたら、たらればの世界で悔やんでも悔やみきれないと思いますし、一瞬、運転手に殺意を抱くかもしれません。
逆に運転手の立場でしたら、ワンコを殺してしまったことに非常に後味の悪い気持ちを抱きつつも、飼い主さんの管理能力の低さに憤りを感じます。
ワンコを飼っていますのでワンコが交通事故で亡くなった飼い主さんの気持ちは分かりますが、ワンコに同情することは出来ても飼い主さんに同情することは出来ません。
トイプードルのような小型犬で車道と歩道の区別のない狭い2車線道路のしかも日の暮れた帰宅ラッシュの時間帯はワンコの散歩は避けるべきですし、どうしてもというのならワンコを散歩させることのできる場所まで抱きかかえておくべきではないかと思います。
飼い主さんはオロオロしていましたが、可哀想なんですが、僕は運転手に同情します。
犬の散歩は本当に気をつけたいと思います。