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亀田三兄弟そろい踏み WBAバンタム級王者決定戦 亀田興毅 VS. アレクサンデル・ムニョスとか・・。

バンタム級10回戦 亀田知毅 VS. ビチットチャイ・ツインズジム

相手選手の実力や経験はとりあえず体を見ればなんとなくわかります。
今回の相手はタイのビチットチャイ・ツインズジム
タイバンタム級10位という選手ですが、探し落としたのかバンタム級の世界ランカー831名の中に名前がありません。
亀田知毅選手、来年は世界戦を狙いたいと言っていましたが、まず世界ランク上位に入ることが先です。
そのためには世界ランカーとの対戦をこなしていく必要ありますので、今回は単に全勝の数を伸ばしただけというまさに前座的試合でした。
そのことは戦った亀田知毅選手が一番良く分かっていますし、観戦したボクシングファンも分かっています。
そういう相手と戦ったこの試合から亀田知毅選手がどのような選手かを知るすべもありません。
でも、亀田知毅選手はいいボクサーになると思います。
控えめに言っても、世界ランカーに入れますし、世界戦も狙ってチャンピオンになれる素質は持っているような雰囲気はあります。雰囲気ですが。
ただ、記憶に残る強いチャンピオンになれるのかというと、これからの経験の積み方ですね。

WBAフライ級タイトルマッチ 亀田大毅 VS. シルビオ・オルティアーヌ

亀田大毅選手、この選手は本当にぶきっちょな選手です。
相手のシルビオ・オルティアーヌ選手はWBAフライ級14位で、今回が世界戦初挑戦。
身長/リーチ:158cm/157cm
年齢:32歳
プロの戦績:14戦11勝3敗
うーん。この軽量級で32歳でプロ14戦という。でも、全フライ級では18位というランクに入っています。
上半身ががっしりしているのでタフさはあるのでしょうが、パンチ力がまるでありません。
この選手に何が足りないのかというと、まさに攻撃力でした。
よく同じ試合を繰り返し見たりするのですが、亀田大毅選手の試合はまず見返すということはありません。
ボクシングの試合的に全く面白くないからです。
今回のタイトルマッチはWBAというメジャー団体の世界戦というより、東洋太平洋タイトルマッチのような感じだというと、東洋太平洋タイトルマッチに怒られてしまいます。
減量に苦労した亀田大毅選手ですが、2-1という僅差の判定勝利はこの先階級上げても厳しいのではないかと思います。
亀田大毅選手に足りないものはなにかというと、相手選手を攻略して倒すというクレバーさです。
攻撃も防御もバカがつくほど短調です。WBAフライ級のタイトルマッチがこんな程度なのかという、WBAという団体の層の浅さに驚いたくらいです。
1R目の亀田大毅選手の構えには笑ってしまいました。亀田大毅選手の戦い方がまるで空手方式なんです。
一撃必殺もいいですが、ボクシングは一本の世界ではありません。
攻撃も防御もコンビネーションです。相手をダウンさせて10カウントきかせることが必要です。
ノックダウンが最終結果であるというところにボクシングの過酷さがあります。

WBAバンタム級王者決定戦 亀田興毅 VS. アレクサンデル・ムニョス

アレクサンデル・ムニョス
31歳
39戦35勝27KO4敗
身長/リーチ:166cm/174cm
オーソドックススタイル
今回、唯一ボクシングらしい試合でした。
亀田興毅選手、強くなりました。
相手選手は旬を過ぎた選手ですが、元スーパーフライ級の世界王者です。
これで3階級制覇となりました。たいしたものです。
興毅選手がバンタム級でどこまで通用するかはわかりませんが、興毅選手の試合はボクシング的に面白いです。
唯一、もっとフットワークが使えれば多彩な攻撃を展開できるのではないかと思います。
いっそのことフレディ・ローチコーチングを受ければ面白いチャンピオンになれるのではないかと思います。
WBAバンタム級ではアンセルモ・モレノ選手がスーパー王者で君臨していますし、長谷川穂積選手をKOしたフェルナンド・モンティエル選手もいます。
亀田興毅選手の今後はちょっと、目が離せないですね。
真の世界王者、3階級制覇チャンピオンとして名を残していくには、この階級はチャンスの多い階級です。
やっと、亀田興毅選手、チャンピオンとしての道を歩み始めたと言ってもいいのではないかと思います。