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ピスト ぴすと PIST


で、WOWOWでピストの特集やっていました。
ピストって競輪用のトラックレーサーの別称ですが、最近ではシングルスピードで固定ギアの自転車はもれなくピストって呼んでいいのだというくらいにピストっていう呼称が一般的になってきました。
ピスト専門店をちらほら見かけるようになりましたし、普通のスポーツバイクショップにもピストフレームが置いてあったりします。
ピスト車はブレーキが付いていないのが正規であるので、よく言われるノーブレーキピストっていうのはブレーキを付けないで公道を走るピスト乗りのことを指しています。
ブレーキ付きのピストはいわば公道を走るために保安用部品を取り付けた車種であることから、公道用のピスト車は改造車という位置づけをしてピストじゃないと言い張る人もいるようですが、それはある意味で正しいと言いえますし、厳密には間違っていません。
だからと言ってノーブレーキで走っていいわけにはいかず、どうしてもというのならトラックや公道以外のところで頑張ればいいのです。
ノーブレーキピストがストリートカルチャーブームに乗って行くと、一部の傍若無人な乗り方や、ブレーキ無し自転車がもたらす危険さが取り上げられて自転車に興味のない多くの人達の敵意の眼差しがピストに向けられてしまうのは無理も無いですね。
結果、同じ自転車乗りからも攻撃されます。
ピスト人気は一時期ダウンヒルバイクを街で乗るのが流行っていた時代があったようで、原宿あたりでチャンバのDHバイクとか走っていたそうですが、それと同じ一過性の流れかなと思っていたら全然違っていますね。
WOWOWでは、なんらかのきっかけで競技用ピスト車に出会ってピスト好きとなった若者が、ピスト車の魅力を追求していくうちに輪が広がってブームになりストリートカルチャーの一ジャンルから色々なルールを取り入れて社会に定着させていこうという姿が描かれていました。
この姿勢が、非常に前向きで格好良く感じましたが、自転車の持つ危険性と併せて市民権を得るための啓蒙活動も必要になってくるはずです。
こういう変化がある限り、多分、ピストはこの先ロードと同じように、いやロードより気楽に若者のママチャリ感覚で定着していくのではないかと思います。


最近自転車はよく打たれます。ピスト車に限ってのことではなくて多摩川でしゃかりきに漕ぐロード乗りも同じです。ブレーキ付けていればいいということではありません。
なぜ、自転車が突進してくるかも知れないなどと恐怖を覚えながら道を横断しなければいけないのか、どうしてロード乗りから通りますなどと叫ばれてびっくりして歩行を止めなくてはいけないのかと思うのです。
自分の喜びのために他人に不愉快な思いをさせてはいけません。ようはマナーです。
歩道で自転車が歩行者をはねた場合、100対0で自転車側が罰せられます。ブレーキなどの保安部品を付けないで走って事故った場合、保険おりない、相殺なんてのもあり得ますから気をつけましょう。
一度富士見パノラマの駐車場でピスト車が一同に集まって曲芸のような技を競い合っているのを見たことがあります。
かなりオシャレな自転車ばかりで若い女の子も沢山いて、やってる事はトライアルバイクばりなことやっていて固定ギアってバック出来るんだとか新鮮な気持ちで見てました。
何事にも若い女の子がたくさんいるということが一番です。