休日モード

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トライアルバイクのフレームの色を剥がす。

いただき物のトライアルバイクのフレームです。大事にしたいと思います。

サイクルモードネタはまだたくさんあるのですが、トライアルバイクのフレームの詳細などを
いただいたトライアルフレーム、Neon BikesというブランドのBecausebikeというメーカーであるみたいです。
ググりたい気持ちを押さえて現物のみを観察したいと思います。
好き勝手言っていいということですので・・・。
マテリアルは6061-T6アルミ
GTがよく使っているアルミ素材です。

各部の寸法など

  • BB幅:68mm
  • ヘッドチューブ:1 1/8"
  • リアエンド幅:135mm
  • シートポスト径:27.2mm
  • チェーンステイ: 380mm
  • BB ライズ: +20mm
  • ヘッドアングル: 2.5 degrees
  • Center of BB shell to top center of head tube(マニューバスペース): 669mm


色々見て回ったのですが、トライアル専用のジオメトリーに近いギリギリ座れる街を散歩する用のフレームなんだという感じです。
トライアルってフレームが全てだと思うのですが、ガチガチではないので初心者向けの練習用のフレームなんだと思います。
それで良かったと思いました。
車の中に常時入れときます。

自転車一台分のパーツはあるのでMTBのパーツと互換性があれば、動くようには出来ます。
で、フレームの見た感じなど。
シートステイのガセット
見てわかるのですが、穴の位置が少し左に寄っています。ちゃんと寸法測ってカッティングしたのでしょうか?

リアディスクブレーキ台座
CNCではないと思われます。アルミの鋳造物です。
粗探しではありませんし、CNCがアルミ鋳造物より特に優れているとも思いませんが、このフレーム、CNC部材は一切使っておりません。
偉そうなこと言っちゃうのですが、もしこれでディスクブレーキ取付のフェイシングをしていなければ永遠にパットとローターの面合わせが出来ないと思います。

BB下のアンダーガード
これがトライアルらしい箇所です。が、どうせならBBもガードして欲しかったです。
で、どう見てもこのガード。アルミ板の切れ端を使ったような歪な形状しています。
まあ、気にしませんが・・なんといいますか、第三国のプロダクツのような感じがします。

リアディレイラーハンガー
多分、大丈夫だと思うのですが、ディレイラーハンガーの取付ボルトの位置がちょっと前に寄りすぎていると思うのです。
DH用でしたらひとたまりもなくもげると思われます。
まあ、ディレイラーハンガーがリアエンドと一体のアルミ鋳造物であったなら、このフレームは終わりだと思いますので、少しは救われたかと思います。

しかし、このディレイラーハンガーがあるということが大事です。
一番心配したのがクランクです。トライアル車ってフロントフリー用クランクなので・・。そうするとリアホイールも必要になってしまいます。
でも、これでMTBのパーツ使えます。



で、塗装がチャチイので色を剥がしました。

塗装剥がしはいつもこのスプレー式のものを使用しています。

ジェル状の緑色したものもあるのですが、このスプレー式が一番です。
アルミの素材は6000番台のアルミです。
アルミはよく腐食するのでこのように塗装を剥がすのに躊躇することがありますが、ものの本によるとやはり塗装を剥がさないほうがよいアルミもあります。
6061-T6は熱処理型の耐食性合金であることからアルミのムクで使用しても大丈夫であるようです。
よくアルミのむき出しのバイクで年季が入ると溶接部とか黒ずんでいるフレームがありますが、アルミの酸化皮膜のアルミナが剥がれてしまい水分と反応した結果、水酸化アルミの化合物が生じたものであるようです。
見てくれ的には非常に格好ヨイのですが、黒ずみが生じたたら直ちに除去するほうがいいようです。
このように塗装を剥がし、さらにケレンまでしてしまうとアルミ地肌がむき出しとなってしまいますが、ほっておくと空気と触れて酸化されアルミナの皮膜が生成されて、手で触っても指が黒く汚れないようになるというわけです。
アルミは空気で酸化することで自身を守っているのです。
つまり、色を剥がす、ケレンするを行ったあとの水洗いするは良くない。水洗いをやめてせめて濡れた雑巾で拭き、すぐに水分を除去して、アルミ特有の匂いがなくなったらグリスとか塗ってパーツを組み付けても大丈夫というこでしょうか。


ポリッシュは大変なんでしません。
塗料を剥離すると塗装用のケレンの跡がありました。塗装は一層です。昔のチャンバワンバみたいな塗膜の薄いすぐに剥がれてしまう塗装です。
真鍮ブラシでヘアライン状にケレンします。約30分

電ドルに仕上げ用のブラシをつけて、ヘアライン状にケレンします。約1時間

で、塗料の剥離は完了。



ケーブルガイド類は溶接ではなくてロウ付けです。アルミのロウ付けってあるのですね。

で、いよいよ有り合わせのパーツで組み付けです。

失礼を承知で言うと僕が持っているパーツは、ヘッドパーツがKINGだったりしてどれもこれも結構イイヤツですので、フレームに合うパーツとなるとどうしようかと思いましたが、
ロード用に取ってあるお金以外、改めてパーツを買うお金などないので使ってしまいます。