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富士見パノラマで開催されたJシリーズ XCO#7で片山梨絵選手がぶっちぎりで優勝して思ったこと

やはり女子エリートは片山梨絵選手の優勝でした。


今日9月22日は、JシリーズのXCレースの日です。クロスカントリーレースは見てて楽しいです。女子エリートの優勝は国内敵無しの片山梨絵選手。2004年に引退した南部博子選手のあとに出てきた選手です。同時代でしたらSpecializedの片山梨絵選手とTREKの南部博子選手との戦いで自転車メーカー同士かなり白熱していたのではと思います。男子XCもANCHORの鈴木雷太選手、Specializedの竹谷健二選手、Mongooseの山口孝徳選手とかライバル同士で白熱していましたが、今はどうなのでしょう?外国の招待選手とか・・・そんな予算ないのか。
レースはやはり因縁のライバルがいないと面白くないですね。男子エリートの優勝は誰かというと?誰でしたっけ?

片山選手のみサポートするスペシャライズドのブース。ちょっと淋しい。来年度の新車展示もありませんでした。

これはTREKのサポートを受けていた2007年のJシリーズ富士見大会での片山梨絵選手

まだ、活気がありました。

この年の新型シマノXTRが目を引いていました。優勝という晴れの舞台は選手だけでなく企業の新作の一番アピールできる場所です。

たとえお遊びでも、観客が喜んだ世界チャンピオンと日本チャンピオンとの戦い

2003年10月に行われたSpecialized カクタスカップでのフィリップ・メラーグと竹谷健二選手のバトル

こういうの見たいですね。
自転車は竹谷選手のほうがいいパーツ付けていました。フィリップ選手の自転車は多分、このイベント用にスペシャライズドが用意した代車であったのでしょう。でも、ステムはMOOTSのチタンでした。

トップを走る竹谷選手

後を追うフィリップ選手。余裕の顔です。

で、ぶっちぎりの逆転。フィリップ選手は「日本人選手はよくがんばった」みたいなこと言っていました。イベントレースでしたが、日本のトップライダーは世界チャンピオンの貫禄をお遊びでも脅かすこと出来ませんでした。

印象的だったのは例えスペシャライズドの契約選手だと言え世界チャンプを日本のイベントに招待したスペシャライズド日本のスタッフの努力とレース後のマッサージをする奥さん?の献身的なサポートでした。

最初は竹谷選手がぶっちぎっていましたが、フィリップ選手とのポテンシャルの差は圧倒的で世界チャンピオンがその気になればいつでもトップOKねっという底力は驚異的でした。このフィリップ選手は後にドーピング検査に引っかかって一時期引退してました。

女子は片山梨絵選手というスターがいます。ブースにいる姿を見てもオーラがあります。竹谷選手も現役の時代はオーラがありました。鈴木雷太選手も同様です。今、片山選手を脅かす存在も、スター性のある男子選手いません。レースの世界はダントツの才能持ったワークス選手が必要なんです。専用のトレーラーや最新の機材とお揃いの服を着たチーム体制とか(そういえば、DHレースの応援Tシャツの配布まだありますか?私は2007年の富士見でTEAM IKUZAWAの安達選手のTシャツもらいました)メカニックとか。みんなスター選手に憧れてその世界の若い才能が開花するのです。しかし、やはり時代は不況なんですね。再び新井のワールドカップや世界チャンプを招待するイベントの開催など楽しい時代が訪れるよう、日本の代理店でマウンテンバイクを買いましょう。そのためには内外の価格差をもっと小さくしてください。