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デイツ DIETZ 真鍮無垢ハリケーンランタン

DIETZ 真鍮無垢ハリケーンランタン

ストームランタンとも言いますが、ハリケーンとストームの違いはネットで調べてみますとハリケーンは大西洋の熱帯低気圧が発達したもの、ストームは暴風雨つまり嵐であるということみたいです。
ちなみにタイフーンは太平洋、サイクロンがインド洋であるそうです。
雨風に強いランタンはストームだとかハリケーンだとかいう言葉が付いたのでしょうね。
トルネードは飛んでいってしまうのでトルネードに強いランタンはありませんということです。
ツイスターはトルネード×2 ですからツイスターランタンなんてあれば無敵だと思います。
で、ハリケーンランタンですが風や雨でも消えないように炎の出る箇所は密閉されていますし、不完全燃焼を防止するために暖められた上昇空気をタンクに戻す管が両サイドに付いてあったりして、出来た当初からほぼ完成した形で今まで生産され続けらているそうです。もうこれ以上の進化は必要ないというのがこの形のハリケーンランタンなんですね。


このハリケーンランタンは一家に一個はあったんではないでしょうか?
僕が小学生か中学生の頃家の何処かで見て触った覚えがあります。
ハリケーンランタンは殆どがスチールプレスなので錆びていい味だしているのですが、数年前にランタン沼にはまっていた頃に真鍮製のハリケーンランタンがありましたので、買っておいたものですが、一目惚れしてしまった日本船燈 ニッセン ライフボートランプを買ってしまったので、この真鍮製のハリケーンランタンは一度も使わずにしまってありました。
ランタンははまると底なし沼です。
例えばデイツランタン。このランタンにはまると各年代のランタン欲しくなります。
このデイツは1908年製造のランタンだよ。
1908年って言うとフォード T型が出た年だからね。アメリカにとっては来念ずべき年のランタンだ。
1963年のこのデイツはケネディ暗殺の年のランタン。
そして最大の宝物である1881年のデイツ、これOK牧場の決闘の年に作られたランタンだよ。
というかんじでランタンを並べてアメリカの歴史を語ることが出来ます。
今回、この2012年製のデイツのハリケーンランタンを懲りもせずに100VのLEDに変えてしまおうと思って引っ張り出しました。
一度も使っていないのですが、真鍮って使わないといい風合いに劣化しないんですね。
では、穴開ける前に久しぶりのハリケーンランタンを眺めてしまいます。

デイツハリケーンランタンの詳細

DIETZ デイツとはアメリカのランタンで1840年操業です。
ペトロマックスが1910年ですからデイツの歴史の古さは半端じゃないです。
西部開拓時代が1860年代です。西部劇に出てくるランタンはデイツなんですね。
よくよく見ると色々と良く出来ています。



このベンチレーターもブリキのオモチャっぽいです。


ベンチレーターを上に引いて、レバーを倒すとホヤを取り外せます。

ホヤはガラスですが、あまり綺麗なガラスではなくて波打ってますが、それが味であったりします。
デイツはアメリカ生まれのランタン


僕はハリケーンランタンはあまり好きなランタンではありません。
このスチールプレスされたパーツをブリキのオモチャのように作られているのが好きではないのと、両サイドにある空気管が自分の感覚にしっくり来ないです。
ハリケーンランタンはこの空気管がハリケーンランタンらしくしているのですが。
素材が真鍮になっても作り方は真鍮板のプレスした部品をブリキのオモチャのような感じで組み立てられています。







タンクは燃料室の他に上昇した空気を両サイドの管を伝わって戻し再び燃える芯に空気を供給するためのタンク上部に空気室が別にあります。


芯はこの歯車で上に上がったり下がったりします。

タンクの底はかしめてありますが、接着剤かシーリングなのかわかりませんが充填されているような感じです。
溶接棒を使った箇所は何処にもありません。
だから、大量生産出来て安いのでしょうね。
ということでデイツ ハリケーンランタンの100V LED改造へ進む