休日モード

模型・DIY・趣味全般のブログ

ONKYO ND-S1000 iPodやiPhoneをデジタルでアンプに繋ぐ。

最近、またオーディオをコンパクト化しています。
買ったのはいいが、全く使わないものはどうするかというとオクで売ります。
でも、買って持っていることも忘れてしまったようなもの、思い出して箱を開けたけどこんなの全日本のネットユーザー相手でも売れないと思ってしまった物はなんとかして使いますが、使ってみると、これは使えるのではないか、売らなくて良かったというものがあります。
それが、これでした。

ONKYO デジタルメディアトランスポート ND-S1000


これは何なのかというと、iPodiPhoneの音楽デジタルデータをデジタルのままデジタル入力のあるアンプに接続する物です。
ONKYO ND-S1000
たいてい、iPadは外出時にヘッドホンで音楽を聴く用途です。
iPodiPhoneに内蔵のDAコンバーター通してイヤフォンジャックから音楽のアナログ信号をヘッドホンやアンプなどに出力するのですが、出来ればCD音質そのままのデジタルデータを取り出して高性能なDAコンバーターを通してよりいい音で再生したい。と願うのが人間です。
というのも、iPodの30pinコネクターはデジタルデータとアナログデータの2重になっていて、appleの認証した機器のみデジタルデータを取り込めます。
外付けのポータブルアンプも単にiPodのアナログデータを増幅しているにすぎないのです。
そんな用途で生まれたのがこのND-S1000です。
もちろん、このままで音を聴くことは出来ません。
別途アンプが必要です。デジタル入力のあるアンプです。
今は、こんなの必要ではありません。普及価格帯のアンプにiPodiPhoneのDockが付いているものがありますし、今の主流はBluetoothやAirplayなどの無線に変わりつつあります。
ましてや、音源はハイレゾになりつつあります。
また、アンプ自体がネットに繋がり音楽データを蓄えることが普通になりました。
おかげでこのOnkyo ND-S1000は生産中止となっています。
買って2年。1度も使っていません。
といいますか、箱さえ開けていませんでした。
で、なんでそんな物を買ったのかというと、2年前はこれが必要だと思ったからです。
純なデジタルデータ欲しければこういうappleが認可したデジタル入力、デジタル出力の中継機のような余計な物が必要でした。
ということで、iPod Classicと同時に買っていたのですが、iPodに入れる音楽データをまとめるのに長い時間、年単位ですが、かかりまして箱さえ開けず放置していました。
で、今回Bose Companion5を購入して突然思い出しました。
音楽聴くのにいちいちノートパソコン立ち上げてiTune開くのが面倒くさくなって、iPodBose聴けないかと思いました。
そう言えばOnkyo ND-S1000のデジタル出力とBose Companion5を繋げられるかなと思ったのです。
答えはアナログは繋ぐ事は出来ますが、デジタル接続は無理だということが分かりました。
ND-S1000のデジタル出力は光とコアキシャルです。
Bose Companion5はパソコン相手ですのでUSB入力です。
世の中、USBを光デジタルや同軸デジタルに変換することは出来ても、光デジタルや同軸デジタルをホストが必要なUSBに変換することは出来ないのです。
ということでND-S1000とCompanion5の接続は諦めたのですが、予想を反して箱からあけたOnkyo ND-S1000が品格ありましたので、当方の既に前世代となってしまったAVレシーバーと接続することにしました。
AVレシーバーとの接続は同軸デジタルです。
で、今までのCDデッキにかわってiPodをオーディオに組み込むとことで非常に楽になりました。
なんでもっと早くやっとかなかったんだろう?
この、ND-S1000はリモコンでiPodを操作出来ます。
ONKYO ND-S1000
肝心の音はアンプとスピーカーに依存しますが、わりと高価だった10年前のマランツのCDデッキと全く違いが分からないどころか、アナログ接続のCDと同軸デジタル接続のiPodでは価格対音の比較をしますと、10年の歳月はあるとはいえiPodのほうが良く聴こえてしまいます。
というのも通常のCDデッキのクロック回路をはるかに凌駕する±10ppmであるようです。
マニアはCDデッキのマスタークロックを高精度発振器に交換する方がいらっしゃいますが、そういう難しいことしなくても大丈夫ということですね。
マランツのCDデッキは取り外してしまい、不要な物はOnkyo ND-S1000ではなくてマランツのCDデッキとなりました。
いよいよオーディオの世界、CDデッキが不要な時代になったのを実感しました。

生産中止のONKYO ND-S1000の詳細

いまさらですが、ND-S1000はまだまだ十分に購入出来るようです。
背面は
ONKYO ND-S1000
入出力に関しては現行の他社製のiPod系のドッキングステーションと大差ありません。
入力はiPod、パソコンからのUSB入力(ただし、ハイレゾは未対応です)、出力はビデオや写真用のビデオアウト(今の時代、ほとんど不要と思います)そして光デジタルと同軸デジタルです。
iPodだけでなくパソコンの音楽もアンプを通して聴けますが、そういう使い方はしないと思います。
また同じようにiPodとパソコンとの同期も可能ですが、置き場所がアンプの近くなのでこれまたそういう使い方はしないと思います。
で、本体は贅沢にもアルミの筐体です。振動防止とか書いてありますが、動く機械は一切ありませんので見てくれだけの物ですが、これが高救感一杯で、おそらく見てくれだけで高性能な感じがして音がスクエアな気がします。デザインが丸みをおびていればまろやかな音に聴こえたような気がするのではないかと思います。
オーディオは見てくれ(材質)と価格が音質とリンクしております。
音の違いは微小でも人間の感覚は対数表記で出来ています。
つまり、本体がアルミ製と樹脂性では人間が受け止める音質の差は1.01倍ではなくて指数になるということです。
ONKYO ND-S1000
で、ここがiPodとのドック部分
ONKYO ND-S1000
ユニバーサルタイプですのでiPodに付属のドッキングコネクタ必要です。
iPodのドッキングコネクタって売ってないので捨てないようにしましょう。
なくてもいいのですが、下手するとコネクタが折れるようです。
ONKYO ND-S1000
ONKYO ND-S1000
で、iPodを接続。
ONKYO ND-S1000
ONKYO ND-S1000
オーディオはレコードからCDやSACDになって再生機が高額になり合わせてアンプやスピーカーも揃えるのが大変になりました。
お気に入りCD作るのも一日作業。
音楽は有線のように連続で流していたい。
今ではハイレゾDSDと音楽はデータにして持ち歩き、家に帰ったらDAPやUSBをアンプに繋ぐだけという進化ぶり。
そういうのはかなり前からあって自分自身、とりあえず準備はしていたようなんですが忘れてました。
生きてて、いや思い出して良かったですね。