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ケリーケトル Kelly Kettle

キャンプ場に着きました。
何もすることがない時はとりあえずお湯を沸かしますよね。
家にお客さんが来て、一番最初にお湯を沸かします。
ですからケトルは重要な器具です。

ケリーケトルとクックセット

「ケリーケトルの歴史は、1890 年のアイルランド西岸まで遡ります。」
であるようです。

僕は1週間前の某TVで知りましたので、かなりの年月を経過して知ったということになります。
燃焼カップに燃えるものを入れて火をつけてケトルを乗せるとお湯が沸くというところは普通のケトルなんですが、このケトルは煙突のように中が空洞になっていて
火などの熱源がケトルの空洞を通過する形となるので水と熱源との接触面積を広くとってあっという間にお湯を沸かすところがちょっと違います。

万人向けではないような気がするのは、
燃やす素材によってはすすが出てケトルの内側とかすすけてしまうということと、燃えカスが残ってしまいます。
それとたった1.3Lの容量にもかかわらずケトルの中をくり抜いているので、くり抜いたぶん大きくなってしまいます。
燃えカスは目をつぶっても、すすで汚れてしまうのは後始末がめんどくさいですが、ようは楽しいか楽しくないかですが、すす汚れを掃除するのが面倒だと思う人は買えません。
燃料はそのへんに落ちている枯葉や枯れ木、推奨は乾燥した松ぼっくりです。
火をつけると当然煙が出てしまいます。それも結構な量の煙です。
これはちょっとこまるという人は買えません。
お湯を沸かす程度のことで煙りだしたくないのですが、ケリーケトルってガスもガソリンもない、その辺にある燃えるものはなんでも使ってお湯を短時間で沸かす道具であるので、煙とかすす汚れとかは欠点だというと怒られてしまいますね。

ケリーケトル スカウト1.3L Kelly Kettle 'Scout'1.3L

ケリーケトル クックセット(大) Kelly Kettle Large Cook Set


これは枯れ木や松ぼっくりを入れて火を付ける窯のようなものです。
アルミ製です。

通常、このコルク栓は使いません。
コルク栓はケトルでお湯を注ぐときにケトルの取っ手を持ってこのコルク栓を上げ下げしてお湯を注ぐためのものです。

ここに水を入れます。

空焚き禁止とかコルク栓を外せとかと注意書きです。

ここまで空洞となっています。
おかげで容量1.3Lですが、直径が18.5cm、ケトル本体の高さは24cmもあります。

ケトルをセッティングしたとき

クックセットをセッティングしたとき

ケトルの上部にクックセットを乗せることもできます。

収納はクックセットもケトルと一緒に収納できます。

収納袋に入れると中程度のランタンくらいの大きさです。
重さは
クックセット:373g
ケトルセット:731gです。

せっかくこういうの買っても松ぼっくりや枯れ木を拾い集めてお湯を沸かそうとは思いません。
じゃあ、普通のケトルでいいじゃないかと思うのですが、ちょっと珍しいので使ってみたかったのです。
キャンプで使う火のメインは武井バーナーだと言い聞かせていますので、武井バーナーで使えるのかということを検証してみます。



1.3Lの水を沸かすのに15分かかりました。
クックセットでラーメンの標準的な水の量500ccを沸かすのに11分程度かかりました。

武井バーナーはそんなにカロリー高いストーブ(今回の条件では7700cal程度)ではありませんので思った以上に時間がかかりました。
これがどうなのかというと、まあ面白いし飽きずに沸くのを待っていました。
ケトルの形状もミルク缶みたいで好感持てます。
素材はアルミですが厚みのあるアルミで作りはしっかりしています。
肝心の値段はAmazonでクックセット込みで13,000円しますので決して安くはありません。
僕は武井バーナーで使いますので効率的には(この時の条件では通常の65%程度の効率)よくないですが、使って楽しいので買って良かったかなと思います。
ちなみの家のガスコンロで沸かすと3分程で1.3L沸きましたよ。